大人気「あぶ刑事(デカ)」シリーズでは、タカ&ユージの同僚であり親友のカオル役で物語を彩った浅野温子さん。役中の自由奔放でキュートな一面は実際の浅野さんと錯覚してしまうほど、役と共鳴されていることが伺えました。シリーズ開始から38年の歴史を持ち、世代を超えて永く愛され続けている「あぶ刑事」シリーズや最新作の見どころをお聞きしました!
1961年生まれ、東京都出身。15歳でオーディションを経て女優としてデビュー。80年代前半は『スローなブギにしてくれ』『陽暉楼』など映画女優として注目を集める。その後、80年代後半から『あぶない刑事』シリーズや『パパはニュースキャスター』など、人気作にレギュラー出演。トレンディ―ドラマ全盛期には浅野ゆう子とともに「W浅野」と呼ばれ人気を博した。NHKでも大河ドラマ『北条時宗』、連続テレビ小説『まんてん』などに出演作多数。 昭和・平成・令和、3つの時代を超える最強バディ・タカ&ユージ。あの『あぶ刑事』の 2人が“探偵”になって帰ってきた! 『あぶ刑事(デカ)』とは?―――――――――――――――――― 銃撃シーンが印象的でした! そもそも私は銃撃戦が始まったら外に出ているつもりだったの。ほら、あぶ刑事シリーズでもお馴染みの、「カオルは捕らえられてもいつも無事」っていうのが専門だから(笑)。これまでのシリーズも銃撃シーンには出ていなくて。でも、今回は頑張りましたよ! 昔からスタント・CG無しの現場だから、銃の音とか迫力がもの凄くて! 恐怖を感じながらもやり切った本気の演技を見てほしいですね。 とにかく前向き、一生前向きです。いつまでも金と男を捕まえてやるって気持ちを前提に、諦めずポジティブにカオルを生きることを大切にしています。今回も、前向きに生きていたらちょっと捕まっちゃった、ていうね(笑)。 たっちゃん(舘ひろし)のバイクと、恭兵ちゃん(柴田恭兵)の走りに尽きるんじゃないかな。当の二人は「絶対に違う」と言うかもしれないけど(笑)。だけど、結局あの二人がえらく元気でカッコイイところが、ファンの人にとっては絶対に見たいポイントで一番待ってくれていると思うんです。事件の内容や犯人は作品ごとに変わるけど、やっていることは大して38年前から変わっていないから(笑)。いやぁ、本当にあの二人は変わらないですね。もはやフィギュアかと思うくらい。今作もとにかくカッコいい二人が帰ってきました! ぜひ劇場で堪能してもらいたいです。 カオルのあまり物事を考えないところが似ていると思います。考える前に体が動くというか、野生の勘、においがするものにスーッと引き付けられていくところ。 たっちゃんがバイクに乗れて、恭兵ちゃんが走れたら、今後もあるかもしれませんね。私はもうフィギュアで登場して、バーンと倒れるシーンでもあれば満足です(笑)。 ©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会 最近は主にストレッチや、「体を伸ばす」ことは意識しています。東京オリンピックをきっかけにスポーツ観戦にハマっていて、野球、相撲、ラグビーなど、ジャンル問わず何でも見ながら柔軟に励んでいます。こんなにスポーツ観戦に熱中した自分にも驚いていて、にわかだけどやっぱりスター選手ってすごいですね。観戦しながら、「このスターはいったいどんな気持ちでプレーしているんだろう」って想像するのが楽しいです。 なりませんね(笑)。ストレッチで十分で、60歳を過ぎると無理なく永く続けられることが大切だと思いました。健康を気にして、頑張ってランニングや運動をしても、無理している分の反動が大きくて、余計疲れてダメージ3倍で返ってきちゃうみたいな。もちろんストイックに運動をすることが心身の健康につながる人もいると思うので、健康でも何でも、自分に合ったやり方を見つけるのが一番良いなって思います。 ここ1週間はスパゲッティが続いています(笑)。でも、野菜や炭水化物の割合など、食事バランスはなるべく気を付けているかな。そうしないとお酒が美味しくないからね!(笑)
5月24日(金)全国公開 【監督】 【脚本】 【出演】 【製作プロダクション】 【配給】 ©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会
撮影/梁瀬玉実~浅野温子さんプロフィール~
映画『帰ってきた あぶない刑事』あらすじ
探偵事務所の依頼人・第1号は……タカ&ユージ どちらかの娘!?
娘(?)彩夏(土屋太鳳)の依頼は、母親の捜索。タカ&ユージが行方を探る傍ら、多発する殺人事件。一体ヨコハマで何が起きているのか?その矢先、爆破テロが仕掛けられ、最大の危機が勃発!果たして彩夏の母親は見つかるのか?ふたりは、ヨコハマを守ることができるのか?
“あぶないマネするからデカなんだよ”
TV シリーズの最高視聴率26.4%!映画の総興行収入98億!
ドラマ放映開始から38年経った今も愛され続ける伝説の刑事ドラマ。
ヨコハマを舞台に、日本一“Dandy”な刑事・タカと、日本一“Sexy”な刑事・ユージがバディを組む。当時ハードボイルドタッチが多かった刑事ドラマの常識を打ち破り、洒落っ気たっぷりに事件を解決していくふたりの軽妙なやりとり、サングラスやスーツなどのファッション、さらにスタント・CG なしのド派手なアクションが人気を博し、社会現象になった。前作『さらば あぶない刑事』 では、刑事を定年退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開設していたが・・・。
――――――――――――――――――大人気刑事ドラマとして名高い『あぶない刑事』が8年振りに返ってきました! シリーズを通し「カオル役」として愛されてきた浅野さんですが、最新作の手ごたえはいかがですか。
銃撃シーンは迫力があってドキドキしました! もう40年近くカオルを演じられていますが、演じる上で意識していることはありますか?
改めて浅野さんが思う、「あぶ刑事」シリーズの魅力を教えてください。
浅野さんはカオルをポジティブ、と捉えていますが、浅野さんとの共通点とは?
同じ役を何年も続けるのってどういう感覚?って、よく聞かれますけど、実際38年の年月に対してあまり実感が無くて、時の流れを感じないんです。役の中に入り込んでいるというか、ともに生きているというか。何も考えなくても自然と体から出てくるので、ある意味、多重人格だよね(笑)。38年の歴史を持つシリーズってなかなか無いですし、ここまでくるとまた次があるのでは…と、正直期待しちゃいます!
映画を拝見して、年齢を感じさせない浅野さんの美脚がとても印象的でした。スタイルキープはもちろん、健康面で気をつけていることはありますか。
スポーツ観戦をしながら柔軟していると、ご自身も体を動かしたくなりませんか?
お食事や美容面で気をつけていることはありますか?
美容もあまりこだわりはなくて、あまり顔を洗いすぎない、落とし過ぎないのは自分に合っていると思います。顔を洗いすぎると逆に乾燥したり、やっぱり何でもやり過ぎは良くなくて、自分に合ったバランスが大切なんだと思います。
――ありがとうございました!
原廣利
大川俊道 岡芳郎
舘ひろし 柴田恭兵 浅野温子 仲村トオル
セントラル・アーツ
東映