「おかやま美少女・美人コンテスト」で初代グランプリに輝き、多くの作品に出演し俳優としてのキャリアを積んできた桜井日奈子さん。今回出演される舞台『138億年未満』では地元岡山が舞台になっており、都会で成功を夢見る女子高生を等身大で演じます。俳優活動10周年を迎えた今だからこそ感じるデビュー当時の思いや、現在にいたるまでの心情の変化など、少女から大人の女性になった桜井さんの「いま」に迫ります!
トップス ¥110000(税込) 1997年生まれ、岡山県出身。14年に「おかやま美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリを受賞。以降、多くのCMに出演。16年に舞台『それいゆ』で女優デビューを果たすと、『そして、誰もいなくなった』(NTV・16)連続ドラマ初出演。18年には映画『ママレード・ボーイ』で映画初主演を務めるなど、舞台・映像問わず幅広く活躍する。近年の主な出演作に【舞台】『ハロルドとモード』(23)、『富美男と夕莉子』(22)、『17AGAIN』(21)、【映画】『キングダム』シリーズ(24・23)、『魔女の香水』(23)、『殺さない彼と死なない彼女』(19)、【ドラマ】『マル秘の密子さん』(NTV・24)、『95』(TX・24)、『恋する警護 24 時』(EX・24)など。映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメン VS 悪魔軍団~』(24 年 12 月公開予定)への出演を控えている。
1996年岡山。高校生の小渕(作間龍斗)は、友人の福武(若林時英)や矢田(中野周平)と共に映画同好会に所属し、バカ騒ぎをしながら映画を撮っていた。一方、同じ学校の韮沢(桜井日奈子)はダンス部に所属し、校内のスターとして大人気だった。文化祭の準備期間、当日と充実した日々を過ごす2人。友人達はもちろん、当の本人らも、卒業後に輝かしい未来が待っていることを確信していた。そして4年後、小渕と韮沢はそれぞれ東京と大阪で、生活していた。生活しながら、静かにすり減っていた……。 岡山は大好きな地元であり、育ててもらったことに感謝しているので、素直にとてもうれしい気持ちになりました。また、これまで岡山弁を話すお仕事は無かったので、今回岡山弁を通して作品を皆さんにお届けできることが本当に楽しみです。 韮沢が通う岡山の高校では確かにスターのような存在で、周りからチヤホヤされて本人もまんざらでもない感じがあります。でも、いざ外の世界に出ると描いていた未来とは全然違うことを体感し、地元に帰ってきてしまいます。その過程や、直面する現実がすごく酸っぱくて。よく青春って「甘酸っぱい」って言いますけど、今回の物語は登場人物に対して「酸っぱい」ことばかりが降りかかります。そういった厳しさの中にも、希望を見出して前に進んでいく姿が魅力的にうつれば良いなと思います。 自分で言うのもお恥ずかしいですが、私自身も高校から芸能のお仕事をしていて、周りからチヤホヤされたり、スターみたいに扱ってもらった時期があったと思います。でも韮沢と違うのは、当時の私は芸能を夢見て目指していたわけではなく、本当に運よく事務所に入らせてもらったので、芸能界で本腰を入れてやっていくと決意を固めるのには、少し時間がかかってしまいました。 デビュー以来ずっと私の面倒を見続けてくれたマネージャーさんとの別れがきっかけでした。先述しましたが、デビュー当時の私はプロとしての自覚が足りていないこともあり、正直甘い部分もたくさんあったと思います。そんな中、未熟な私に愛情を持って育て続けてくれたマネージャーさんがいらっしゃって。離れてみて、その方の存在の大きさに気づきました。仕事を通して感謝の気持ちや成長した姿を返していきたい、負けるわけにはいかないと決意したのが大きな契機となりました。 写真集発売に向けての体づくりは、もう、相当頑張りました(笑)。やってみて思ったのは、体づくりも健康も、共通して食事が本当に大切だということ。糖質とか脂質を制限するダイエットで上手くいかないこともあったので、やっぱりバランスよく食べて体を動かすのが一番だと気づきましたし、頑張った成果を感じるときはうれしかったです。写真集を通して「現在(いま)の桜井日奈子」を、自信を持って皆さまにお見せすることを目標に頑張ってきました。私のことを知ってくださっている方は、広告やバラエティー番組の影響でどうしても20代前半のイメージが強いと思うんです。でも私はもう27歳ですし、良い意味でパブリックイメージを新しくしたかったので、今後もっとあらゆることに挑戦していきたいと思っています。 海外で活躍されている俳優のアン・ハサウェイさんです。インタビューで拝見したのですが、自分のネガティブな経験をプラスに転換されていて、とてもほがらかでプラスの雰囲気をまとっている素敵な方だと感じました。俳優業はもちろん、一女性としても、参考にさせてもらっています。
【東京公演】2024年11月23日(土・祝)~12月8日(日) 本多劇場 【作・演出】 【出演】
ヘアメイク/Hitomi(Chrysanthemum)
スタイリング/阿井真理
撮影/塩川雄也
ボトムス ¥99000(税込)
SHIROMA 080-3901-9195~桜井日奈子さんプロフィール~
舞台「138億年未満」~あらすじ~
今回出演される『138億年未満』は、桜井さんの地元である岡山が舞台です! オファーを受けた際のお気持ちはいかがでしたか?
桜井さんは校内のアイドル的存在で、ダンサーとしての成功を夢見る「韮沢(にらさわ)」を演じます。どういった人物なのでしょう。
桜井さん自身も高校2年生から事務所に所属し、芸能生活を続けてこられましたが、今回演じる韮沢と共通点もあるのでは。
芸能界で頑張っていくと決意をした、ターニングポイントがあったということでしょうか。
その決意やお言葉を裏付けるように、今作のみならず多方面において活躍の場を広げていますよね。中でも先日発売されたデビュー10周年記念の写真集には、相当力を入れられたのだとか。
進化し続ける桜井さんからますます目が離せません! ご自身を磨いていくにあたり、誰かに影響を受けたり、目標としている方はいますか?
ありがとうございました!
【大阪公演】2024 年12月12日(木)~16日(月) サンケイホールブリーゼ
福原充則
作間龍斗 桜井日奈子 若林時英 中野周平(蛙亭) ほか