4歳で芸能界デビューをして36年以上、テレビ番組の司会やバラエティ番組、舞台など多彩な分野で才能を発揮しているウエンツ瑛士さん。明るいキャラクターと確かな表現力で、多くのファンに親しまれています。今回出演される舞台の見どころや日々の健康管理について、貴重なお話をたくさんお伺いしました。
撮影/牧野健人 4 歳からモデルとして芸能活動をはじめ、雑誌、CM のほか、NHK 教育テレビ『天才てれびくん』にレギュラー出演。9 歳の時に劇団四季のミュージカル『美女と野獣』で俳優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台での俳優としての活動のみならず、情報番組やバラエティ番組などマルチに活躍。18 年から約1 年半のイギリス留学を経て、帰国後も変わらずに多方面で精力的に活動している。近年の主な出演作に【舞台】『オーランド』(24)、『アンドレ・デジール 最後の作品』『太平洋序曲』(23)【ドラマ】『プライベート・バンカー』(25・EX)、『ギークス~警察署の変人たち~』(24・CX)、『ペンディング・トレイン-8 時23 分、明日 君と』(23・TBS)、【映画】『湯道』(23)などがある。 彼女の名前は桂子・ハーン、現在94 歳。 最初にこの言葉を聞いた時、「戦争」と「花嫁」をわざわざ一緒にする必要があるのか、という違和感があり、きっと悲しみのある言葉なんだろうなっていうのが先入観でした。でも調べていくうちに、歴史的な背景や、当事者によってこの言葉の捉え方もさまざまだと知って。僕らが舞台で扱うことで、何かしらお客様に感じてもらえる瞬間があればいいなと思っています。ドキュメンタリーがベースの舞台のため、事実をしっかりお伝えするのはもちろん、人の心理や裏側の想い、シーンごとの空気感を上手く表現して「エンタメ」としても楽しんでいただければと思います。 まっすぐで、甘えん坊で、感情を惜しみなく出せる人だなという印象です。そしてそれを受け止めてくれる夫婦関係が、すごく素敵だなと。僕自身、アメリカ人の父を持ち、家庭の中で文化の違いに触れてきたので、彼の感情表現の自由さにどこか共感するところもあります。 そうなんです。奈緒さんは実際に桂子さんとお会いしていて、そのときの印象をたくさんシェアしてくれました。だから僕にとっては、奈緒さんから聞く桂子さんの言葉が、フランクをつくる土台になっています。舞台上で彼女の笑顔を見るために、フランクとしてどう在るか。そこを大切にしています。 僕の場合は自己実現のために行った留学だったので、環境が違いますよね。文化の違いに戸惑うことは正直なかったです。家族の中にすでに文化の「違い」があったので、それが当たり前という感覚で育ってきたんだと思います。だから今回の舞台で描かれるような、誰も知らない土地に飛び込んで家族を築いた方々の強さには、改めて尊敬の気持ちがあります。 毎日、発酵食品をとるようにしています。納豆とヨーグルトは定番ですね。ヨーグルトには塩も油も使ってないナッツを入れています。最近は味噌汁も自分で作るようになりました。季節の野菜を入れられるのがいいですね。一人暮らしだと食材が余りがちなので、味噌汁ってなんでも入れてOKというところもありがたいです。 家では玄米、外では白米って感じです。玄米って「苦手」って人が多いので、本当にそうかな? と思って試してみたら、全然いけるじゃん! って(笑)。むしろ、今は玄米の方が体に合っている気がしています。ただ、味噌汁も玄米も茶色なので、納豆チャーハンを作ると、食卓が茶色まみれになりますけど(笑)。 ダンスレッスンで体の使い方が分からなかったのがきっかけです。特に大人になってから始めるバレエって難しくて、ピラティスで基礎的な動きを学びました。腹筋だけでなく背中の使い方とか、ピラティスで身体の芯を理解してから、歌も踊りもずいぶん楽になりましたね。日常生活にもすごく役立っています。 はい、できるだけこまめに歯を磨くようにしています。見た目のためだけでなく、やっぱり噛む力や虫歯予防、健康寿命にも関わってきますよね。母も60代半ばで矯正を始めたんですよ。矯正って大人になると大変ですけど、思い立ったらすぐやるべきだと思います。ビビらずに(笑)。 この舞台が終わる10月で、40歳になります。だから今、「40歳からの3年を再デビューのつもりで過ごす」と決めているんです。20歳でデビューして3年売れなかったら終わり、っていうくらいの気持ちでやっていた過去もあるので。今もそれくらいの覚悟で、もう一度スタートラインに立ちたいと思っています!
【東京公演】2025 年8 月5 日(火) ~ 27 日(水)よみうり大手町ホール 【兵庫公演】2025 年9 月6 日 (土) ・7 日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 【福岡公演】2025 年9 月13 日(土)・14 日(日)久留米シティプラザ ザ・グランドホール 【出演】 【原案】 【脚本】 【演出】 【企画・製作】
~ウエンツ瑛士さんプロフィール~
舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』~あらすじ~
桂子は1951 年、20 歳の時に米軍の兵士と結婚し、海を渡った。
そして『戦争花嫁』とよばれた ―
アメリカ兵と歩いているだけで娼婦と言われる時代に、何故、桂子は敵国だった軍人と結婚をしたのか?
ひどい人種差別にあった時にどう乗り越えたのか?
そこにあった幸せとは ――
ひとりのジャーナリストが桂子の人生を辿る。
「私は日本を誇りにできる、そしてアメリカが誇ってくれるような女性になりたかった」
激動の時代を生きた桂子の人生・生き様・家族・苦悩などを当時の世相と共に描いた真実の愛の物語。
今回ご出演される舞台は、「戦争花嫁」というテーマを扱っていますが、どのような印象を持たれましたか?
今回演じられるフランク・ハーンという人物は、どのように捉えられていますか?
奈緒さんが演じる桂子さんから見た「フランク像」が役作りのヒントになっていると伺いました。
留学経験のあるウエンツさんご自身は、文化の違いをどのように乗り越えてきましたか?
ではここからは、日々の健康管理についてお伺いします。食生活で意識していることはありますか?
玄米を食べていらっしゃるという記事も拝見しました。
ピラティスも続けているそうですね。始めたきっかけは?
昨年は「歯が命アワード」も受賞されました。歯の健康への意識も高いんですね。
40歳を目前にして、今後のお仕事の目標はありますか?
ありがとうございました!
奈緒 ウエンツ瑛士
高野洸 川島鈴遥 渡邉蒼 福山絢水 牧田哲也 岡本篤 占部房子
山口馬木也
「War Bride 91 歳の戦争花嫁」(TBS テレビ)
古川健(劇団チョコレートケーキ)
日澤雄介(劇団チョコレートケーキ)
TBS テレビ