元宝塚トップスターの真琴つばささん。最新ミュージカル『どろんぱ』では、妖怪「人形神(ひんながみ)」役に挑戦。ハードな舞台を支えるのは、自らの心身と向き合い辿り着いた、シンプルながらも奥深い『温め健康法』。作品への意気込みや、今日から真似できるセルフケアなど、凛とした美しさの秘訣をたっぷりと伺いました。
カメラマン:牧野健人 1964年、東京都生まれ。1985年宝塚歌劇団入団。花組に配属『愛あれば命は永遠に』で初舞台。1997年『EL DORADO』で月組主演男役に就任。哀愁漂う二枚目男役としてファンを魅了。又『風と共に去りぬ』のスカーレットや『ミー&マイガール』のジャッキーなど女役でも活躍。在団当時から宝塚随一のエンターテイナーといわれたが、惜しまれつつも2001年退団。ファイナル公演のパレードに集まったファンは約1万人。退団後も、アーティスト、俳優として第一線で輝き続け、ミュージカル『アダムス・ファミリー』など多方面で唯一無二の表現者として活動中。 煙の妖怪である烟々(えんえん)羅(ら)(小池徹平)は人間の姿に化けて、爽子(さわこ)(屋比久知奈)というひとりの女性に憑りついていた。爽子に「自分の夫・遠野(とおの)薫(かおる)」だと思いこませた烟々羅は、彼女とともに神隠しの伝承が残る深い森へとやってくる。爽子は行方不明となった自分の娘をさがすうちに、その森へと足を踏み入れたのだ。だが、そこは神隠しの森などではなかった。時代の流れとともに信仰や畏怖する心が失われた現世から追いやられた妖怪 たちの吹き溜まりの森であった。 森の様子はなにやら慌ただしい。現世から《どろん》と消えてしまった妖怪たちが、再び現世に《ぱ》と現れるための年に一度の祈願祭、《どろんぱ》がまもなく催されようとしていたのだ。福の神である座敷(ざしき)童子(わらし) (生駒里奈)、日本全国に伝承が残る河童(かっぱ)(東島京)、ひねくれ者の猫(ねこ)又(また)(木内健人)、欲望のままに行動する犬(いぬ)神(かみ)(加治将樹)、神聖さすら漂わせる九(きゅう)尾(び)狐(こ)(土井ケイト)、得体の知れない天邪鬼(あまのじゃく)(相葉裕樹)、墓場の土から生まれた人形(ひんな)神(がみ) (真琴つばさ)、そして妖怪たちの総大将である滑(ぬらり)瓢(ひょん)(吉野圭吾)。 烟々羅と爽子を待ち受ける運命とは。今宵、妖怪たちの百鬼夜行がはじまろうとしていた。 最初に台本を読んだ時、とにかく内容が面白くて「絶対やりたいです」と即答しました。現代はスマホの中に現実のすべてが入っているような錯覚もしてしまう時代ですが、妖怪は目に見えない想像の世界の住人ですよね。妖怪たちにも「こんな悩みがあったんだ」ということがユーモラスに描かれていて、想像する力の大切さを改めて感じました。 はい、日本ならではですよね。皆さんもご存じのキャラクターがたくさん出てきます。友人からは和製版アダムス・ファミリーみたいだねと言われました。私の格好も、どこかアダムス・ファミリーのモーティシアに似ていて、納得しました(笑)。 実は、人間ではない役を演じることに、どこか安心感を持っています。リアルじゃない格好の方がリアルな気持ちを出しやすいんです。人形神は、墓場の土と人間の血を混ぜ合わせ作られた人形で、願いを叶える代わりに最後は人を地獄へ引き込むという、少し怖い印象もあります。他の妖怪と雰囲気が違うように、怖すぎない程度に、不気味さも出していけたらと思います。そして、迷いこんできた人間によって、人形神の気持ちも変わっていくところも、じわじわと出せたらいいです。 役ごとにキャラクターソングがあるのですが、人形神は「私をまつりあがめなさい!」という自画自賛系の面白い歌詞で、メロディーは怪しい感じですが、素敵なんです。日本の伝統的な和の音楽と現代音楽が見事にマッチしていて、聞いていてとてもワクワクします。是非注目して観て欲しいですね。 何よりも「温めること」を大切にしています。携帯カイロは私の大親友で、冬場はもちろん、舞台の本番中にカツラの中に忍ばせていたこともあるほどです(笑)。夜寝る時には、あずきを使った温めグッズで胸やお腹、足を温めて、冷えをケアしています。食事も温まるものが中心です。ニンニクや生姜をたっぷり入れたお鍋をよく作って、体の芯から温まるようにしています。 おすすめは、スーパーボールを使った足裏マッサージです。これが痛いんですけど、効くんです。他にも、新聞紙や宅配の緩衝材として入っている紙を、片手で掴んで綺麗に丸めるトレーニングもしています。手足の指先をしっかり使うことで血流が良くなって、体を温めることにも繋がっています。 心のモヤモヤを、あえてメロディーに乗せて歌にしてしまうのはいかがでしょうか。悩みの感情も、ただ文章に書くだけだと、読み返した時にその思いが蘇ってしまいます。でも、そこにメロディーを乗せると、不思議と自分を勇気づけるエネルギーに変わってくれて、いつの間にか心が軽くなっていくような気がします。 私は「頑張る」という言葉を、顔が晴れやかになる「顔晴る(がんばる)」としています。悩むことがあっても、ニコッと笑うだけで気持ちがスッキリしてくるんです。今回の舞台も、最後には、皆さんのお顔を明日に向けて晴れやかにできるようなステージをお届けしたいと思います!
MOJOプロジェクト-Musicals of Japan Origin project- 第2弾 ミュージカル『どろんぱ』 supported by にしたんクリニック 【東京公演】 公演日時:2026年3月16日(月)~29日(日) 会場:日本青年館ホール 【大阪公演】 公演日時:2026年4月3日(金)~7日(火) 会場:SkyシアターMBS 【チケットに関するお問合せ】 東京公演:サンライズインフォメーション 0570-00-3337(平日12:00~15:00) 大阪公演:キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日12:00~17:00) 【作・演出】末満健一 【作詞】 森雪之丞 【作曲・編曲・音楽監督】 深澤恵梨香 【出演】 小池徹平 屋比久知奈 生駒里奈 木内健人 東島京 加治将樹 土井ケイト 相葉裕樹 吉野圭吾 真琴つばさ 【主催】 東京:ワタナベエンターテインメント 大阪:ワタナベエンターテインメント/MBSテレビ 【企画・制作】ワタナベエンターテインメント
~真琴つばささんプロフィール~
ミュージカル『どろんぱ』
日本発のオリジナルミュージカルである本作。出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
「妖怪」という題材は、ミュージカルとしては珍しいですよね。
今回演じられる「人形神(ひんながみ)」という役については、どう捉えられていますか?
楽曲も個性的だと伺いました。
ミュージカルは長期間続く体力勝負の場だと思います。長く第一線で輝き続けるために、日頃から意識されている健康法はありますか?
食事以外でも手軽にできる、真琴さんならではのメンテナンス方法はありますか?
心の健康について、ケア方法はありますでしょうか?
最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
ありがとうございました!