俳優 六角精児さんインタビュー(2019年7月25日掲載)

名脇役としてドラマや映画に出演し、圧倒的存在感を放つ六角精児さん。9月公演の新作ミュージカル『怪人と探偵』では、名探偵・明智小五郎と共に怪人二十面相を追うクセ者・中村警部役に抜擢。初のミュージカル出演を控えた現在の意気込みと、ご自身の健康維持法についてお話を伺いました。

撮影/安友康博 スタイリスト/秋山貴紀 ヘアメイク/西村佳苗子(WEST FURIE)

名脇役としてドラマや映画に出演し、圧倒的存在感を放つ六角精児さん。9月公演の新作ミュージカル『怪人と探偵』では、名探偵・明智小五郎と共に怪人二十面相を追うクセ者・中村警部役に抜擢。初のミュージカル出演を控えた現在の意気込みと、ご自身の健康維持法についてお話を伺いました。

今回ご出演される『怪人と探偵』のストーリーと役どころを教えてください。

大怪盗・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が「世界で最も美しい宝石」を巡って対決をします。私が演じるのは、明智と共に怪人二十面相を追う中村警部。クールな明智に対して、中村警部はガチャガチャした人で、『ルパン三世』でいうところの銭形警部のようなイメージでしょうか。
個性豊かなキャラクターたちが展開する極上のエンターテイメントです!

ミュージカルは今回が初出演とお聞きしました。

ミュージカルは経験がなく、もちろん踊ったこともありません。上演する横浜の劇場も初ですので、今回の作品は私にとって「初めてづくし」。新鮮な気持ちで臨めると思います。
また、10月3日から公演が始まる兵庫県は私の出生地。「故郷に錦を飾る」ではないですけど、何となく気が引き締まる思いです。必ず良い作品を届けられるように、今は日々の稽古に精一杯取り組んでいます。

テレビに舞台にと、大忙しの六角さん。どのように体調管理をしていますか?

妻の料理に助けられています。キノコや緑黄色野菜を中心に、毎朝必ず5品!今朝も小松菜の味噌汁にニラのおひたし、納豆と厚揚げ、あと1品は…なんだっけ!?(笑)。でも、とにかく種類が豊富でヘルシーなんですよ!
私は糖尿病を抱えているので、糖質を下げるためにお米は抜き。おかずだけで5品も作ってくれるものですから、それはもう頭が下がります。朝4時起きの予定が入っている日はさすがにコンビニで済ませますが、基本的には毎日家で食べていますね。妻の料理は、私にとって一番大切なものです!

糖尿病はいつから?

40歳を過ぎからその気はあったんですが、3年程前から、食べても食べても体重は減るわ、やたらと喉は乾くわで、身体に異変を感じるようになったんです。思い切って検査を受けてみると、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が10.8%もあって、中性脂肪値も1,000mg/dlを超えていました。そこで初めて糖尿病の発症に気がつきましたね。20~30代は何ともなかったんですが、当時の不摂生がジワジワと効いてきたのでしょう。ご飯やラーメンなどの炭水化物に、ビールばかり飲んでいましたから…。一時期は尿路結石もできてしまって、衝撃波結石破砕術(しょうげきはけっせきはさいじゅつ)も経験しました。
「さすがにこのままではマズい!」と思い、生活習慣の改善を決意しました。それまで全く健康を気にしていなかった私も、ついに重い腰を上げて、糖質制限と1時間のウォーキングを始めたんです。
すると、「継続は力なり」と言いますか…今ではHbA1cの値が6%以下、中性脂肪値も150mg/dlを切るほどになりました!今は2ヵ月に1回のペースでマジメに通院して、数値が上がっていないか常に気にしながら生活しています。

ギターが趣味の六角さん。健康に関する曲も書かれているのだとか…?

2014年に出したファーストアルバムで、『お父さんが嘘をついた』という“痛風の辛さ”を嘆く曲を発表しました。実は今、それに次ぐ第2弾として、新しい健康に関する曲を作っているんです。曲の名は、『私はオルガン』。内臓について歌っています(笑)。内臓は英語で「オルガン」と発音するのと、サザンオールスターズさんの名曲『私はピアノ』をモチーフにしています。
7月レコーディング予定のセカンドアルバムに収録されているので、内容が気になる方はぜひ購入してみてください!

大の鉄道ファンとお聞きしました。六角さんにとって鉄道の魅力とは?

車窓から眺める景色が好きなんですよね。その地域ならではの四季折々の素敵な風景は、時間を忘れて見ていられます。
舞台の公演で地方に行くこともあるんですが、普通なら公演先まで新幹線や飛行機で直行するところを、あえて鈍行列車や船に乗って行ったりしますね。かなり時間をかけて行くこともあるので、スタッフさんは「こいつ何やってんだ!?」と思っているかも知れませんが(笑)。でも、仕事でもプライベートでも、そういう風に目的地に着くまでの道中をゆっくり楽しむことができるのが、鉄道旅の醍醐味なんです。

俳優として、今後の目標はありますか?

ないです!(笑) 実は、昔から「俳優として何がしたい」ということを考えたことがありません。私は、「自分は“一つの肉体”でしかない」、「俳優は、アーティストとは違って一人の労働者なんだ」と思っています。だから、求められた場所で自分が出来る限りのことを全力でやる!それだけですね。
これからも、お仕事の依頼があった際には常に最善の努力を心がけていきたいと思っています。

最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

健康を意識しすぎて、細かいことに気を張ってばかりいても、人生つまらないと思うんです。歳をとっても羽目を外したい気持ちは誰にでもあります。だから、そんなときは思いっきり外して楽しむ!年齢に負けず、自分のやりたいことにチャレンジすることで、後悔のない人生を送れるのではないでしょうか。
そういった元気をいつまでも持ち続けられるように、毎日自分の体を労わることは大切ですね。皆さん、悔いなく生きましょう!

9月14日(土)~29日(日)
KAAT神奈川芸術劇場

10月3日(木)~6日(日)
兵庫県立芸術文化センター

原案:江戸川乱歩
作・作詞・楽曲プロデュース:森雪之丞
演出:白井晃 (KAAT 神奈川芸術劇場芸術監督)
テーマ音楽:東京スカパラダイスオーケストラ
作曲:杉本雄治(WEAVER)
音楽監督:島健
出演:中川晃教 加藤和樹 大原櫻子 水田航生 フランク莉奈 今拓哉 樹里咲穂 有川マコト 山岸門人 中山義紘 石賀和輝 高橋由美子 六角精児 他

パルコステージ 03-3477-5858
http://www.parco-play.com/s/program/kaijintotantei/