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俳優 柚希礼音さんインタビュー(2025年3月25日掲載)

2009年に宝塚歌劇団の星組トップスターに就任以降、6年に渡りトップを務めた俳優の柚希礼音さん。退団後10年を迎えたいま、ミュージカルを始めあらゆる場面において活躍の場を広げています。今作『ホリデイ・イン』では歌も踊りも盛りだくさんということで、柚希さんの魅力全開はもちろん、新しい一面も発見できるかも!?

ST/間山雄紀(M0) HM/佐藤エイコ(ilumini.) 撮影/梁瀬玉実

~柚希礼音さんプロフィール

1999 年宝塚歌劇団に入団、2009 年に星組トップスター就任。6 年に渡りトップを務めた。15 年の退団後は舞台やミュージカルを中心に多くの作品で活躍するほか、16 年より過去 5 回にわたりソロコンサート「REON JACK」を開催するなど活躍の場を広げている。近年の主な出演作は、【舞台】『マタ・ハリ』(18・21・25 年 10 月開幕予定)、『カム フロム アウェイ』(24)、『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』(23-24)、『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』『ラヴ・レターズ~2023 Spring Special~』『波と暮らして』(23)【ドラマ】『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(22・NTV)、『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(22・TBS)など。

2009年に宝塚歌劇団の星組トップスターに就任以降、6年に渡りトップを務めた俳優の柚希礼音さん。退団後10年を迎えたいま、ミュージカルを始めあらゆる場面において活躍の場を広げています。今作『ホリデイ・イン』では歌も踊りも盛りだくさんということで、柚希さんの魅力全開はもちろん、新しい一面も発見できるかも!?

ミュージカル『ホリデイ・イン』~あらすじ~

ジム・ハーディ(坂本昌行)、テッド・ハノーバー(増田貴久)とライラ・ディクソン(夢咲ねね)の3人組は、ニューヨークのショーで活躍するステージ・パフォーマー。ジムはショービジネスの世界にすっかり幻滅してしまっていたことから、引退してコネチカットの田舎で農場を経営することを決意するがうまく行かず、また恋人であるライラとの関係も失ってしまいすっかり落胆していた。しかしあるとき、祝日限定でショーを上演するホテル「ホリデイ・イン」として営業することを思いつく。コネチカットで出会った才能豊かな学校教師のリンダ・メーソン(柚希礼音)や仲間と共に華麗なショーを繰り広げ、ホリデイ・インは大成功。ジムとリンダの2人は、いつしか互いに惹かれ合うようになっていく。一方、一緒にショービジネスを続けることになったテッドとライラの2人は恋人同士になりハリウッド映画進出のチャンスを掴むが、ライラにはあっという間に別の恋人ができてテッドの元を去ってしまい…!?
ジム、リンダ、テッド、ライラ、この4人の愛と夢が交錯する物語の行方はいかに!?

柚希さんはじめ、坂本昌行さん、増田貴久と超豪華キャストの集結で注目を集めているミュージカル『ホリデイ・イン』。ぜひ意気込みを教えてください!

 今作の台本と、過去に海外で上演された映像を拝見しました。王道のミュージカルでありながらも、本当に心があたたまる素晴らしい作品だなと! 自分がリンダ役を上手く演じられるかどうかはまだ不安もありますが、宝塚歌劇団で一緒だった夢咲ねねちゃん、そして坂本さん、増田さんといった豪華な方々と共演できることがめちゃくちゃ楽しみです!

夢咲ねねさんとは、宝塚歌劇団を退団されてから10年目で初共演ということで。お2人が繰り出す歌や踊りに、期待が高まります!

 宝塚のときは私が男役だったので、いざ女役同士で共演するのってなんだか恥ずかしいですけど…(笑)。『ホリデイ・イン』ではぜひ新鮮さや、心から楽しんで演じている私たちを見てほしいです。私が演じるリンダ、ねねが演じるライラ、どちらもすごく「踊る」役柄で、演出や振り付けを私たちバージョンに作り直してくださるのですが、それがすごく楽しみで。楽曲も良い曲ばかりで、「White Christmas」は普段でもついつい口ずさんじゃうくらいお気に入りです。

柚希さんが演じる「リンダ」の魅力、ご自身との共通点とは?

 リンダはブロードウェイの舞台に立つことを夢見てましたが、家庭の事情で田舎に帰らなければいけなくなり、夢をあきらめて学校の先生になるんです。地元に帰った時点で完全に吹っ切れたつもりでも、坂本さん演じるジムの存在によってもう一度自分の好きだったことを思い出し花開いていく。自立した素敵な女性になろうとしているけどなりきれないところが、すごく可愛らしくて魅力的だと思います。私とは全然違うタイプ、むしろ真逆なので共通点はあまり無いかな(笑)。でも、この役を通じて新たな発見ができるんじゃないかとワクワクしています!

宝塚歌劇団の星組トップスターとして活躍された柚希さんですが、改めて宝塚に入団したきっかけを教えてください。

 もともとはバレリーナになりたかったんですけど、背が高かったのでバレエは難しいかもと言われていました。それでも夢を追いたくて、高校生のとき海外留学をしようと思って準備をしていたら、父親から「海外のバレエで成功するのは難しい、まずは日本で勝負をしてみたら」と言われたのが始まりでしたね。バレエでは高身長がコンプレックスだったけど、宝塚では逆に身長や肩幅があることが良しとされて「向いているかも!」と感じ、思い切って飛び込んでみようと思ったんです。

いま振り返ってみて、宝塚での経験はいかがでしたか?

 入団当初はとにかく「恥ずかしい」気持ちが強かったです。人前に出るとすぐに顔が赤くなる子で、みんなの前で発言したり、注目されるのも正直苦手でした。でも、続けていくうちに経験値も上がって、恥ずかしさは抜けていきました。宝塚に入ったことで、本当に人生が180度変わったというか。かけがえのない時間を過ごさせてもらったと思います。毎朝5時に起きて、同じ場所の掃除を1年間続けるのは眠くて大変だったけど…(笑)。

現役時代からスタイルをキープし続けている柚希さんですが、健康において気をつけていることはありますか?

 胃腸は冷やさないようにしています。朝や稽古中に白湯を飲むことによって、汗だくになっても体の内側の冷えは予防できている気がします。あとは基本的に自炊をすることで栄養が偏らないように注意しているかな。なるべくワカメとか海藻類を取るようにしていて、ワカメ入りの味噌玉をいっぱい作って常備しています!

ありがとうございました!

【東京公演】2025年4月1日(火)~16日(水)東急シアターオーブ

【大阪公演】2025年4月22日(火)~5月1日(木)SkyシアターMBS

【音楽】
アーヴィング・バーリン

【脚本】
ゴードン・グリーンバーグ、チャド・ホッジ

【演出・振付】
ビル・ディーマー

【翻訳・訳詞】
高橋亜子

【出演】
坂本昌行 増田貴久 柚希礼音 夢咲ねね 保坂知寿 ほか