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俳優 小沢仁志さんインタビュー(2022年11月25日掲載)

『顔面凶器』『Vシネマの帝王』など数々の異名を持つ人気俳優・小沢仁志さんにインタビュー。還暦記念として体当たりで挑んだ映画『BAD CITY』では、ド派手なガチンコアクションで人々を魅了します。強面ながらも、時折見せる笑顔が優しい小沢さんに、漢気あふれる「小沢節」をお伺いすることが出来ました。

撮影/牧野健人

~小沢仁志さんプロフィール

1962年生まれ、東京都出身。84年、TBSドラマ「スクール☆ウォーズ」で本格的に俳優デビュー。以後、『SCORE』『太陽が弾ける日』など、多くの映画やドラマで強面の個性を発揮。スタントマンをほとんど使わないアクション俳優としても知られている。OZAWA名義で監督や企画、脚本をも担当。近年では活動の場をバラエティ、YouTubeなどに広げ、更なる活躍が注目される存在。

『顔面凶器』『Vシネマの帝王』など数々の異名を持つ人気俳優・小沢仁志さんにインタビュー。還暦記念として体当たりで挑んだ映画『BAD CITY』では、ド派手なガチンコアクションで人々を魅了します。強面ながらも、時折見せる笑顔が優しい小沢さんに、漢気あふれる「小沢節」をお伺いすることが出来ました。

映画『BAD CITY』~あらすじ~

 俳優・小沢仁志が『還暦記念映画』として、生きざまのすべてをぶつけ、「俳優人生で最後の無茶」を繰り広げる怒涛のアクション映画

 ある夜、「犯罪都市」の異名を持つ開港市に縄張りをもつ桜田組の組長が死体となって発見された。容疑をかけられた巨大財閥の会長・五条亘(リリー・フランキー)が無罪判決となり、必ず裏があると踏んだ検察庁検事長の平山健司(加藤雅也)は、公安0課の小泉香(壇蜜)を使い、秘密裏に特捜班を結成。メンバーは、熊本(勝矢)、西崎(三元雅芸)、野原(坂ノ上茜)、そしてもう一人…ある事件を起こした罪で刑務所に服役中の元強行犯警部・虎田誠(小沢仁志)。果たして虎田たち特捜班は、五条を検挙することができるのか?

主演・脚本・製作総指揮を務めた映画『BAD CITY』の見どころを教えてください。

 見て元気が出るところ。作中のどこをどう切り取っても、見どころになっていると思う。金太郎飴のようにね。昭和の良き頃のカタルシスと、現代アクションの新しさが融合した奇跡の一作。キャスト全員の熱い想いを、ぜひ劇場で感じてもらえたら嬉しいです。

©2022「BAD CITY」製作委員会

小沢さんが演じる主人公、「虎田誠」の役どころとは。

 昔かたぎな刑事ですね。検察官を辞めて弁護士にはならず、一からやり直しで警察に入って警部まで上りつめる。陰謀に巻き込まれて留置されてしまうけど、理由があってね…。ここから先は映画館で(笑)。

CG無し、スタント無しとは思えないアクションが素晴らしかったです。体力維持はどのように?

 体力づくりは、もう中学のクラブ活動から40年以上ずっとやっているから。運動の習慣は出来ているね。普段はジムに行ったり、ウォーキングをしています。
 今作でやったことは、人型のサンドバックを買って、ただひたすら殴り続けていました。現実で殴るとすぐに仕事無くなっちゃうからさ(笑)。「殴る」って、例えば格闘家は実際に殴り合っているから雰囲気が出るけど、役者はあくまで芝居だから「殴る」空気をまとわないといけない。芝居が嘘にならないように気を付けていた ね。
 でも、ひざだけはもうどうしようも無い。ぶっ壊れてる。いわゆる軟骨が無い状態かな、走ると炎症が起きて水が溜まっちゃう。もう俺、両膝の半月板水平亀裂でボロボロだからさ。だから走ることは控えていて、その代わりにウォーキング。撮影のときはアドレナリンが出てるから走っても痛くないんだけど、後からくるね。

小沢さんの「生きざま」を描いたような作品で、映画か現実か分からなくなる場面も。主人公と小沢さんの共通点とは。

 「あきらめない」ことかな。死ぬかもしれないけど、何とかなるって思って飛び込んでいくところ。この映画は還暦記念と謳っているけど、もともと歳のことはあまり気にしないですね。もう40歳だし、50歳だしっていう言葉を聞くと、それはあきらめだなって思う。「もう還暦だからさ」って、絶対俺の口から出ることは無い。

SNSで拝見しましたが、高カロリーなものをたくさん食べられている印象です。健康には何か気をつかっていますか。

 俺は不摂生の塊(笑)。運動はしているから、食べたいものは食べるようにしているね。酒も朝まで、昼までも飲むし、でも二日酔いだからジムに行けないってことも無いんだよね。体に酒が残っていると感じたら、汗かいて出すようにしている。それでも残っていたら、今日の酒で潰す(笑)。

たくさん飲んだり、食べたりする分、運動でバランスを取っているのですね。おすすめの「元気飯」を教えてください。

 好きなものを食べるのが一番だけど、やっぱり「肉」かな。俺は今でもカルビを食べる。Tボーンステーキとかも大好き。獣の血を取り入れたり、好きなものを食べる方がストレスはたまらないし、活力も出てくると思いますね。活力が出たら、運動すれば良いわけだから。少なくとも俺の体は、このサイクルがはまっているね。

今後もそのパワフルさに目が離せません。理想の「歳の重ね方」はありますか。

 歳は勝手に重なっていくから、いつ終わりがきても良いように、後悔なくやりたいことをやっていきたい。映画は今後もやりたいと思っているし、日本だけに限らず世界に出ることも挑戦だと思っています。動画配信もやっているけど、あれも俺の趣味。好きなことをやっているだけ。だいたい酒飲んで町中華を食べに行ってる(笑)。
 35歳くらいの頃は、仕事で車にはねられたり、爆薬の中ガンガン走り回ったりで「50歳まで生きられるかな」って思ってたけど、いつの間にか還暦。でも、70歳を超えた自分は想像できないんだよなぁ。「古希」記念映画で、今作と同じようなことが出来れば良いな。

2022年12月9日~福岡先行上映
2023年1月20日~新宿ピカデリー他にて公開

【製作総指揮・脚本】OZAWA

【監督・アクション監督】園村健介

【出演】
 小沢仁志
 坂ノ上茜 勝矢 三元雅芸
 中野英雄 小沢和義 永倉大輔
 山口祥行 本宮泰風 波岡一喜 TAK∴
 壇蜜 加藤雅也 かたせ梨乃 リリー・フランキー

【制作プロダクション】ソリッドフィーチャー

【配給・宣伝】渋谷プロダクション

© 2022「BAD CITY」製作委員会