女優 キムラ緑子さんインタビュー(2019年2月25日掲載)

親切な近所のおばちゃん役から意地の悪い姑役まで、どんな役でも自然に演じるキムラ緑子さん。3月5日から上演する舞台でも一癖も二癖もある母親役を演じています。舞台の見どころと健康管理などについてお伺いしました。


撮影/安友康博  ヘアメイク:笹浦洋子  スタイリスト:松田綾子

親切な近所のおばちゃん役から意地の悪い姑役まで、どんな役でも自然に演じるキムラ緑子さん。3月5日から上演する舞台でも一癖も二癖もある母親役を演じています。舞台の見どころと健康管理などについてお伺いしました。

『母と惑星について、及び自転する女たちの記録』という不思議な題名の舞台ですが、どんなお話なのでしょうか。

自由奔放な母親が突然亡くなって、遺骨を散骨すべくイスタンブールに旅行に来ている三姉妹の物語です。それぞれが母に対して様々な葛藤を抱えていて、それを語っていく中で現在抱える問題と向き合っていくっていうお話です。
最初に台本を頂いた時「変わった題名だな」と思いましたが、読ませて頂いた後は深く納得しました。今はとても素晴らしい題名だと思っています。

舞台の見どころは?

今回私は自由奔放な母親を演じますが、3人の娘がとてもいじらしくて、切ない。子供っていうのはいくら親が奔放でも親の方を向いている。どんなことがあっても繋がりたいと思っていて、親からもらったものを宝ものに変えている。そしてそれを糧として生きていこうとする子供たちの力に感動します。
親との関係で形成された自分自身から自立・成長していくという、世界各国どこでも、どの時代でも普遍的なテーマです。この作品を見ていただけると、どこか自分の中で感じる部分が出てくると思います。見る人によって受け取り方は違うかも知れませんが、必ず自分の中で考えるきっかけになる舞台だと思います。ぜひ見ていただきたいです。

キムラさん自身はお母様にどのような感情を持たれていますか?

父も母も仕事をしていたので、いわゆる鍵っ子という時期が長かったです。いつも一人で考え、行動していたような気がします。親に相談するということはほとんどありませんでした。
振り返ると本当に両親はよく働いていたなと思います。子供の頃あまりゆっくり一緒にいられることがなかったので、これから先はできるだけ仲良く楽しくいろんなことを話せていけたらと思っています。

昨年末から舞台出演が続いています。舞台は特に体力を使うと思います。


役どころにもよりますが、ドラマや映画はカメラが止まれば休むことができますが、舞台は始まってしまったら最後まで止める事はできないので、自分の体力を維持するのがとても大変です。不覚にも声を枯らしてしまって、ショックを受けました。
稽古から数えると3カ月くらい演じ続けるので、本当に体力と気力を保ち続けないといけません。それが、一番大変なことですね。
疲れると色んなことに頭が回らなくなってしまいます。だから体と頭を新しくするために何をしようかと考えて、又、疲れるという 。疲れないように、余計なことはしないようにしようとおもってはいるのですが(笑)。私のクセですかね。

体のケアのために何かやっていることはありますか。

お風呂が一番好きですね。温泉だけじゃなく、スーパー銭湯とか普通の銭湯も行きますよ。なかでも炭酸泉が大好きで、これに入ると本当に体が復活する感覚を味わうことができます。時間があればお湯につかって体をほぐし、深呼吸して、心も体もリラックスするようにしています。舞台などで疲れたときは炭酸泉に入って「がんばれ私の体。」と念じています(笑)。

食事なども気にされていますか。

食事は明日の細胞を作ってくれるので、なるべく体にいいものをとるようにしています。特に重視しているのは朝ごはん。酵素玄米と雑穀、あとは海藻など具がたっぷり入ったおみそ汁。それとリンゴ、バナナ、キウイ、ブルーベリーなどの果物を数種類と、亜麻仁油、シナモン、コラーゲンなど体にいいものをたくさん入れたヨーグルト。
多過ぎだと思われるかもしれませんが、この沢山の朝ごはんを長く続けてとても体調が良くなったのを実感しています。もともとは肌荒れがひどかったんですが、この食事を始めてからはそれもなくなって。とても腸内環境にいい食事のようで、いわゆる腸活ってやつですかね(笑)。
お酒は息抜き程度に飲んでいます。お酒は好きですけど、あまり飲めないので調整しながら楽しんでいます。

昔と比べて変わってきたなぁと思う点はありますか。

自分が好きだなと思うこと、やりたいなと思うことがはっきりしてきたので、できるだけ正直に仕事をやっていきたいと思う様になりました。
でも、自分を過信せず新たに挑戦させてもらえる機会が頂けるなら「やってみよう!」と思える柔らかい心は持っていたいかなと思ったりします。

最後に読者の方にメッセージをお願いします。

先輩方から学ばせて頂いた素晴らしい経験や技術は本当に沢山あります。ただ、私自身まだまだ未熟なので、多くの先輩方の技術や経験されたことなど、様々なことをこれからも教えていただきたいなと思っています。
年齢的には私もしっかり伝えていかなければいけないと思うのですが、しきたりや言葉づかいや考え方など、次の世代に遠慮せず積極的に声をかけてどんどん伝わっていけばいいのになと思います。

母と惑星について、および自転する女たちの記録

作=蓬莱竜太
演出=栗山民也
出演=芳根京子、鈴木杏、田畑智子、キムラ緑子

<チケットに関するお問合せ>
サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日10:00~18:00)

<公演に関するお問合せ>
パルコステージ 03-3477-5858(月~土 11:00~19:00/日・祝 11:00~15:00)

日程・会場
【東京公演】2019年3月5日(火)-3月26日(火)  東京 紀伊國屋ホール
高知、北九州、京都、豊橋、長崎でも公演予定

詳しくはコチラ