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俳優 要潤さんインタビュー(2023年8月25日掲載)

2001年「仮面ライダーアギト」でデビューを飾り、イケメンヒーローとしてお茶の間を賑わせた後、俳優として第一線で活躍し続ける要潤さん。世界初演として期待が高まる今作『レイディマクベス』では、舞台経験が少ないといった背景もあり、これまでとは一味違った「新しい要潤」を体感できるチャンスです。またプライベートでは、高身長・スリムな見た目からは想像できないほど食欲旺盛で…? 魅力たっぷりな要さんの仕事観や日々の健康法に迫ります!


撮影/牧野健人

~要潤さんプロフィール

1981年2月21日生まれ。香川県出身。「仮面ライダーアギト」(2001年)でデビューをし、注目を集める。その後、数々のテレビドラマや映画に出演を続け、TBSラジオ「要潤のMagic Hour」のレギュラー番組を持つ。近年の代表作に、「TOKYO MER」(TBS)、「ドクターX」(EX)、「フィクサー」(WOWOW)、「らんまん」(NHK)などがある。2023年は劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~」「キングダム 運命の炎」などの話題作が全国劇場公開。

2001年「仮面ライダーアギト」でデビューを飾り、イケメンヒーローとしてお茶の間を賑わせた後、俳優として第一線で活躍し続ける要潤さん。世界初演として期待が高まる今作『レイディマクベス』では、舞台経験が少ないといった背景もあり、これまでとは一味違った「新しい要潤」を体感できるチャンスです。またプライベートでは、高身長・スリムな見た目からは想像できないほど食欲旺盛で…? 魅力たっぷりな要さんの仕事観や日々の健康法に迫ります!

舞台『レイディマクベス』~あらすじ~

 戦争が続いているとある国。レイディマクベス(天海祐希)は元軍人であり、自ら戦場に赴く兵士だった。マクベス(アダム・クーパー)とは、ともに国を守るために闘う同志として知り合い、恋に落ち、娘を授かります。しかし彼女は産後、戦場へ戻れなくなり、母として、家庭を守ることに専念しています。彼女はそんな現状に満足できないまま人生を歩んでいます。戦いは相変わらず終わりを迎える様子もなく、夫マクベスは戦場で次々と勝利を収め、国を導く存在となります。彼女は常に忘れられない若き日に描いた夢があります。それは「夫と共に国を治める」ということ。そんな時、統治者ダンカンが血縁者以外から後継者を選ぶと宣言します。彼女の脳裏に忘れずに在った夢であり、夫婦の野望、そしてその夢が今、まさに手に入りそうになった時、二人は望むものを手に入れることができるのか・・。

ウィリアム・シェイクスピア作『マクベス』の登場人物である「マクベス夫人」を題材に書き下ろされた今作品。世界初演ということで注目が集まっていますが、台本をお読みになった今、要さんが思う物語の見どころを教えてください。

 オリジナルの脚本なので、キャラクターの設定やあらすじが原作とは違っているのが見どころだと思います。エンターテインメント要素もありますが、どちらかというと「アーティスティックな要素」がとても多いと思う。例えば素晴らしい絵を見たときに衝撃を受けて、心が動くというか、かき乱されるような感覚を覚える作品です。見終わった後に、お客様にどう感じてもらえるかが、一番気になるところです。

要さんは天海祐希さん演じるレイディマクベスの幼馴染、「バンクォー」役を演じます。どのような印象をお持ちですか。

 大変複雑な役ですね。レイディ(天海祐希)に対して問いただす場面や、忌憚なき意見を言ってみたり。幼馴染とは言え仲が特段良い訳でもなく、批判が多く、ライバルまでとはいきませんが彼女を刺激する存在という印象を受けました。
 そもそもこの時代は激動の時代ですから、それぞれのキャラクターが強い意識を持って生きています。その上僕が演じるバンクォーは、弁が立ち、うまく相手を翻弄しながら自分の手を汚さない、したたかでずるい役です。自分とはまったく違うタイプなので、演じる難しさは感じています。

自分とは正反対、ないし違ったタイプのオファーがきた際、役作りはどのように?

 自分の性格や考えと違う役の方が、実は演りやすかったりすることもあります。完全にイメージが出来るので。僕は割と「自分がこうしよう」と思って演じる俳優ではなく、周りの人の演じ方を見て、自分の演じ方を決めていくタイプなので、実際に稽古に入ってから役は出来上がっていくと思います。もちろん、稽古に入る前の前準備として、イメージトレーニングや体づくりは念入りに行うつもりです。

共演の天海祐希さんに憧れているとコメントで拝見しました。天海さんのどのようなところが凄いと思いますか。

 俳優としての器だけでなく、人間としての器も大きく、いらっしゃるだけでその場が明るくなるところや、実際に芝居をすると僕や共演者のすべてを受け入れてくれるところです。こちらが「ついていきたい」と思うような、偉大なお方だと思います。
 天海さん含め、今回共演する方はベテランの方ばかりなので、舞台経験が少ない僕にとっては何とか皆さんの胸を借りながら食らいついていこうという気持ちです。おそらく舞台上では天海さんが全体を引っ張ってくださると思うので、総合芸術として歯車の一つとなり、皆さんと一つの目標を目指す上での潤滑油のような役回りが出来ればと思います。

これから本格的な稽古(取材時)、また公演に向けての意気込みを教えてください。

 かつて先輩方から、「いつか板の上(舞台)に立つ俳優になりなさい」と言われたことがあり、また自分自身も挑戦したい気持ちがあったので、今回40歳を過ぎたこのタイミングでオファーをいただき、「ぜひ!」という気持ちです。非常にセリフも多く、また海外の方による脚本・演出でもあるので規模の大きさもひしひしと感じていますが、演じることをとても楽しみにしています。今まで自分がやってきたことを吸い寄せる感覚もあれば、新しい何かを俳優として得られるのではとワクワクしていますし、役者人生の集大成が一つ出来るんじゃないかな。一生懸命演じますので、どうか皆さん劇場にお越しいただき、楽しんでもらえたらと思います。

新しい要さんを、ぜひ拝見したいです! 舞台の他にもテレビドラマなど、多忙な中でも気を付けて取り入れている健康法はありますか。

 食事にはけっこう気を使っていますね。特に朝はすごく食べます! よくある朝ご飯は、ご飯、納豆、お味噌汁、焼き魚。中でも発酵食品を積極的に食べるようにしています。やはり体力勝負ですから、なるべくお腹が空っぽの時間を作らないようにしていて、気づいたら一日四食、五食…なんて日もありますね(笑)。食事で補えない栄養に関しては、サプリメントで補給したり、健康には気を使っている方です。

日頃のケアの積み重ねが、今の若々しさに繋がっているのですね。最後に、尊敬している先輩がいらっしゃれば教えてください。

 たくさんいらっしゃいますけど、若い頃からお世話になっているのは唐沢寿明さんです。今でも第一線で活躍されていて、尊敬しています。そういった先輩方と健康の話を共有しながら、体に気を使いつつこれからも役者として頑張っていきたいです。

【東京公演】2023年10月1日(日)〜11月12日(日)よみうり大手町ホール
【京都公演】2023年11月16(木)~11月27日(月)京都劇場

【作】
 ジュードジュード・クリスチャン

【演出】
 ウィル・タケット

【出演】
 天海祐希 アダム・クーパー
 鈴木保奈美 要潤 宮下今日子 
 吉川愛 栗原英雄 

【主催】
 TBS 読売新聞社 研音 tsp

【チケットに関するお問い合わせ】TBSチケット